「悩み多き50代」
この座組も今回で3回目になる。役者も全員50歳を越えた。演出は前回から田村孝裕(30)が担当している。妙な組み合わせだが、そこが面白い。タイトルに使わせてもらった『悩み多き者よ』はフォークシンガーの斉藤哲夫が20歳の時に作った歌である。今聴いても含蓄がある。斉藤哲夫が若くして老成していたのか、こちらが成長していないのか、たぶん両方だろうが、体力だけは衰え、気持ちばかりが若いというのは如何なものか。体力の衰えと同時に、やはり老成したいが……できずにあがいている。この芝居はそんな男たちの話である。
水谷龍二