今、解き明かされる本能寺の真実。
女信長が戦国の歴史を覆す。
◆あらすじ
天下統一を成し遂げた織田信長は、実は女であった。
父信秀の命により、女性でありながら家督を継ぐ身、嫡男として育ち生きてきた信長。その女としての名は御長(おちょう)であったが、そのことを知るものは少ない。父は世継ぎとしての信長を得たあとも、さらに男の子を幾人か設けた。
しかし家督は信長に譲ることを決めた。
その織田家を継いだばかりの若き織田信長に対し、娘、帰蝶(御濃)を嫁がせながらも、隙あらば倒すことをも考える、美濃の蝮こと斉藤道三と出会うところから始まる。
会見の席で道三はその眼力で信長が女であることを見破り、あろうことか信長を手篭めにし破瓜をさせる。初めて女となる信長。
信長が女であることを理由に、織田を攻め入る根拠はできた。しかし道三はそうはせず、信長の語る「男の発想」と異なる「女の発想」をおもしろがり、後ろ盾になることを決める。こうして信長の時代が始まる。
しかし一方、いわゆる「女」である信長は、若い恋人、浅井長政に屈辱的に身体を任せ、その狂態のなかに女の悦びを見せる。また体力の衰えに早い女がゆえに疲れやすく癇癪もちになってしまう。あるいは刹那、感情的になる。
明智光秀は信長を深く愛し、信長を裏からその愛情で動かし、天下を動かしていく。明智光秀は表舞台に出ることなく「キリストを裏切るユダ」のごとく言われるが、一途に信長を支えた。
果たして、二人の運命は…。燃え上がる本能寺の中に二人が見つけた真実とは。