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K-Musical Marketへの参加

今、世界の演劇界から最も熱い視線を集める都市の一つ、韓国・ソウル。独自の発展を遂げ、グローバル市場へと急速にシェアを拡大している韓国ミュージカルの「現在地」を体感すべく、当社は、アジア最大級のミュージカル見本市「2026 K-Musical Market」へと参加しました。
本レポートでは、舞台「鬼滅の刃」のショーケースの模様や代表取締役社長野上祥子によるピッチングなど、国境を越えた新たなエンターテインメントの可能性と、現地の様子をお届けします。

世界の演劇ビジネスが集まるプログラムとグローバルな存在感

「K-Musical Market」は、韓国芸術経営支援センター(KAMS)が主催する、韓国ミュージカルの海外進出や出資・パートナーシップの獲得を目的としたアジア最大級の見本市です。2026年は6月29日から7月3日の5日間、ソウルの大型展示場COEXにて開催され、来場者は約5,600人と大勢の関係者・お客さまが来場しました。単なる作品の発表の場にとどまらず、国内外のプロデューサー、クリエイター、制作会社、そしてビジネスパートナーが一堂に会するエンターテインメント・ビジネスの最前線として機能しています。 会期中はピッチング(プレゼンテーション)や作品のハイライトを実演するショーケースをはじめ、世界の演劇トレンドを議論するカンファレンスが精力的に行われます。近年ではアジア圏のみならず、ブロードウェイやウェストエンドからも関係者が参加しており、名実ともにグローバルな演劇ビジネスのハブとして、年々その存在感を高めています。

 

舞台「鬼滅の刃」のショーケース

今回の見本市では、公演を40分ほどにまとめたショーケースが10作品上演されました。これまでは韓国の作品のみの上演でしたが、今回から海外作品のショーケースも開催され、当社が手がける2.5次元ミュージカルの作品として、舞台「鬼滅の刃」が参加しました。約1,000席の劇場での公演でしたが、一般のお客さま向けに販売されたチケットは完売となり、上演前から韓国現地における期待の高さがダイレクトに伝わってきました。

今回のショーケースでは、2026年6月に東京で上演した『舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入』公演のハイライトシーンを披露。本公演に比べて公演時間も短く、舞台セットのない限られた環境ではありましたが、それを活かした工夫あふれる演出で上演を実施しました。
上演が終わると同時に客席からはスタンディングオベーションが巻き起こり、国境を超えた感動が会場全体を包み込みました。さらに世界各国から集まった関係者の方からもたくさんの称賛の声をいただきました。ショーケースでスタンディングオベーションが起こったのは過去6年間の開催の中で初めてだそうで、『鬼滅の刃』の作品人気はもちろん、2.5次元ミュージカルが誇るクオリティの高さとエンターテインメントとしての魅力が、韓国、そしてグローバルな市場においても確かな評価を獲得した瞬間となりました。

 

各国の関係者が集うピッチングと活発な意見交換

ピッチングでは、各国のプロデューサーや業界関係者が登壇し、当社社長野上もその一員として登壇しました。当社が手掛けている公演について、2.5次元ミュージカルの市場動向、そして海外展開への挑戦について、2024年10月にニューヨークでの公演を実施した「進撃の巨人」-the Musical-などの具体的な事例を交えながらピッチングを行いました。
セッション後は、韓国メディアや現地ミュージカル制作会社の方などから「2.5次元ミュージカルについて」や「海外進出について」など熱心な質問がたくさん寄せられ、濃厚で活発な意見交換の場となりました。

イベントを終えて、当社社長野上は次のように手応えを語りました。
「3年前に市場調査で見学した時と比べて、イベントや市場の印象が大きく変わったと感じます。会場も若い世代が集うソウルの大型展示場COEXで開催できたこと自体に大きな意味があり、『良い作品を世界へ届けていこう』という熱い想いが伝わってきました。海外進出は誰にどうやって届けるかが課題なので、今回実施した舞台「鬼滅の刃」のショーケースは、まさに最高のプロモーションとなりました」

今回の「K-Musical Market」への参加は、2.5次元ミュージカルが、グローバルな規模で求心力を持つことを改めて実感する貴重な機会となりました。国境を越えた共感と感動の広がりを肌で感じた今回の手応えを胸に、これからもエンターテインメントを生み出し、挑戦を続けてまいります。