ネルスポ NELKE SPOTLIGHT

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米国・ロサンゼルスのLos Angeles Convention Centerにて、2026年7月2日(木)~7月5日(日)に開催された、日本のアニメ、漫画、ゲーム、音楽、ファッションなどに関連する企業とファンが集結する北米最大の日本ポップカルチャーの祭典、Anime Expo 2026。その初日となる7月2日(木)に、施設内Petree Hallにて、「チェンソーマン」ザ・ステージのパネルイベントが行われました。

パネルタイトルは“CHAINSAW MAN”THE STAGE Screening by Nelke Planning。現在、2023年に上演された「チェンソーマン」ザ・ステージの英語字幕版が英語圏にて配信中につき、そのハイライト映像を上映し、集まった大多数のファンを沸かせました。この熱気を肌で感じた「チェンソーマン」ザ・ステージのプロデューサーである園山みさとに現地の反響や手応えについて訊きました。

園山みさと
ネルケプランニング 取締役 事業本部 副本部長 第1制作部 部長
日本大学芸術学部放送学科卒業後、テレビ業界を経て、2014年当社に入社。2022年取締役に就任。当社制作の舞台を中心に2.5次元ミュージカルのプロデューサーとして作品づくりに貢献している。主な作品として、ミュージカル『刀剣乱舞』、「チェンソーマン」ザ・ステージ、『HUNTER×HUNTER』THE STAGE、舞台『忘却バッテリー』、演劇調異譚「xxxHOLiC」など。

日本発のエンターテインメントが海を越えて「届く」

──Anime Expo 2026に参加していかがでしたか?
想像していた以上に熱量の高いイベントでした。日本のアニメ、漫画、ゲーム、音楽、ファッションなどに関連する世界中の企業とファンが集まるイベントとは聞いていましたが、規模の大きさはもちろんのこと、それ以上に好きなものを好きと表現する場所であり、ファンのエネルギーがとても強い空間だったと心に残ってます。ファンの方々も単にイベントに参加するのではなく、コスプレをしたり、グッズを身にまとったり、写真を撮ってSNSで発信したりと、自分自身がイベントの一部となり楽しむ規模と熱量が日本以上に大きく印象的でした。また、ファンパネルの存在が新鮮でした。企業のオフィシャル出展とファンコミュニティの出展が同じ空間で行われることで相乗効果が生まれ、あの圧倒的な熱気に繋がっているのだと実感しました。この世界の場で藤本タツキ先生が生んだ『チェンソーマン』を日本のポップカルチャーである2.5次元ミュージカルの「チェンソーマン」ザ・ステージとして紹介できたのはとても貴重な経験になりました。

──「チェンソーマン」ザ・ステージとしても、ネルケプランニングとしても、“CHAINSAW MAN”THE STAGE Screening by Nelke Planningは初めてのパネルイベントになりました。
原作の『チェンソーマン』のファンが世界中にいることは理解していましたが、それを演劇に落とし込んだものにどれだけの人が興味を示してくれるか、正直なところ未知数で不安でした。しかし、当日会場となったPetree Hallに着くと開場前から観覧希望の方が長蛇の列をなして並んでいる様子を目の当たりにし、正直、本当にびっくりしました。「え?来てくれたの!?」と驚き、胸がいっぱいになりました。約2,000人収容の会場はほぼ満席になり、改めて『チェンソーマン』という原作の強さにリスペクトを抱くと共に、もっと世界に受け入れてもらえるかもしれないと希望を抱けた瞬間でした。日本でつくったエンターテインメントが海を越えてもしっかりと届くと確信した体験になりました。

──“CHAINSAW MAN”THE STAGE Screening by Nelke Planningでは、ハイライト映像後にキャストとスタッフのビデオメッセージの構成でした。その意図は?
現在、2023年に上演した初演の「チェンソーマン」ザ・ステージの映像に英語字幕を付け、アニメ配信プラットフォームCrunchyrollクランチロールで配信をしています。その存在をファンの方々に認知してもらいたく、Anime Expo 2026にパネル出展しました。当日は約3時間の舞台映像を40分に凝縮し、ハイライト映像として上映。漫画やアニメと異なり舞台作品は血の通った人間がキャラクターを演じる点に魅力があるため、まずは、実際に映像を観てその魅力を知ってもらおうと。さらに、ハイライト映像後には同月に続編となる「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇の上演を控えていたため、キャストとスタッフからビデオメッセージを届けるパネル構成にしました。

──会場の様子はいかがでしたか?
客入れ時には、初演の「チェンソーマン」ザ・ステージのCMと第二弾となる「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇のCMとPVを繋げ、30分間ループで流しました。回数にすると20回ほど。映像が繰り返される度に客席から歓声が沸き上がり、映像の冒頭でチェンソーマンがドンと大きく映る場面では「Chainsaw Man!」と熱い声援が飛び交いました。映像が一巡すると拍手や「One more time!」のコールで会場が包まれ、ダイレクトに感情を表現してくれる様子に胸が熱くなりました。パネルが始まりハイライト映像が流れると、自身の好きなキャラクター登場に声を上げたり、コミカルな場面ではじけるように笑ったり、会場全体で感情を共有する姿は凄く素敵だなと感じました。

──ファンの反応の違いを感じる一方で共通点はありましたか?
「チェンソーマンが好き」「このシーンが好き」といった、心惹かれる瞬間は国や文化の違いを超えて皆同じなのだと実感しました。楽しみ方のスタイルの違いこそありますが、「好き」と感じる瞬間は一緒なのだと。それもすべて原作の素晴らしさがあるからこそなので、改めて敬意の念が深まった瞬間でした。

──パネル後、お客さまと交流していましたね。
積極的に話しかけてくれる人が多い印象でした。海外公演のリクエストをいただいたり、日本に2.5次元ミュージカルを観に行った体験を話してくださったり。2.5次元ミュージカルを推してくれるファンの方がこんなにもいるのかとリアルに感じられて、本当に嬉しかったです。

──何名くらいの方とお話しされましたか?
10名くらいの方と話しました。それ以外に、周りには話したそうにされている方も。残念ながら時間の都合で全員とお話しすることは叶いませんでしたが、それだけ2.5次元ミュージカルへの熱量が高いのだと感じました。

──イベント前後にはWEB・SNS上でお客さまの反応を見ることがあったかと思いますが、反応はいかがでしたか?
「舞台化されてるんだ!」という初見の方の驚きの声がある一方、以前から認知していてパネルを期待する反応もあり驚かされました。2.5次元ミュージカルは、日本ではある程度浸透しているかと思いますが、海外ではまだまだなところ。今回の“CHAINSAW MAN”THE STAGE Screening by Nelke Planningをきっかけに、多くの人が作品の存在を知り、2.5次元ミュージカルの世界に足を踏み入れるきっかけになったのではないかと感じています。

──現地メディアにも取り上げられましたね。
ありがたいことに面白いものは面白いと興味を示してくれて、好意的な報道が多かったですね。

「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇は世界レベルのクオリティ

──Anime Expo 2026後すぐに「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇の上演となりましたが、インバウンドのお客さまはいらっしゃいましたか?
どの公演にもいらっしゃいました!
集英社さんのオフィシャルショップ「JUMP SHOP」に貼っていただいたポスターや置きチラシを見て、当日券を求めて劇場にふらりとやって来るインバウンドグループの方も。2023年の初演時と比べて、体感的にその倍ぐらい増えていました。それにしても凄く多かったです。

──インバウンドのお客さまの反応はいかがでしたか?
作品はもちろんですが、日本独自の劇場体験を楽しんでいるようでした。物販コーナーでグッズに強い興味を示されている方や、サントリーさんとのコラボ自販機で販売したオリジナルラベル缶を見て「これどこで購入できるの?」と訊ねてこられる方も。

──脚本・演出の松崎史也さんがパネルのビデオメッセージで「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇の全世界配信の可能性を語っていましたたが。
まだ、決まってはないです(笑)
しかし、「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇は海外でも確実に受け入れてもらえるクオリティに仕上がっています。日本のクリエイターと役者が思いっきり“演劇”を楽しみつつ、2.5次元ミュージカルの可能性を未来に繋げるために臨みました。自信を持って世界に送り出せるものがつくれたと自負しているので、ぜひ、実現させたいですね。

【公演ダイジェスト】「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇

2.5次元ミュージカルを世界中のファンと共有したい

──「チェンソーマン」ザ・ステージ、および、ネルケプランニングの今後の展望を教えてください。
Anime Expo 2026へのパネル出展を通じて、「チェンソーマン」ザ・ステージが日本だけではなく海外にも届けられる可能性があると確信しました。今後は海外配信やイベントなど、上演以外の形で作品が広がる機会を増やしていきたいです。日本で生まれた2.5次元ミュージカルという表現文化を日本だけに留めず、世界中のファンの方々と共有していきたい。この挑戦はネルケプランニングにとって大きな意義を持ち、今後掲げていくテーマです。今回の出展でその気持ちがより一層強まりました。

パネルとは?

ネルケプランニングが実施した “CHAINSAW MAN”THE STAGE Screening by Nelke Planningは、Anime Expo 2026の「パネル」プログラムの一つ。
企業のパネルでは、出版社や制作会社など業界のリーディングカンパニーを中心に、制作発表、トークショー、独占プレミア上映、プレゼント企画、ファンからのQ&Aなどが行われ、今後の展開が詳しく紹介される。
また、ファンが企画・運営するパネルでは、作品についてディスカッションやプレゼンテーションなどが行われ、ファン同士の熱い交流の場となっている。
パネルは、Anime Expoを代表する人気コンテンツの一つとして、2026年は、延べ1,400時間以上実施された。

『チェンソーマン』とは?

『チェンソーマン』は、悪魔を身に宿した少年デンジが、デビルハンターとして活躍する姿を描く、藤本タツキによる大人気ダークヒーローアクション漫画。
2018年より「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載が開始され、2022年7月からは第二部が「少年ジャンプ+」(同社)にて連載、2026年3月25日に第二部が完結。
コミックス計24巻の累計部数が3,600万部を突破すると共に、2025年9月に公開された劇場版『チェンソーマン レゼ篇』は、全世界興行収入297.8億円を突破する大ヒットを記録した。
アニメ『チェンソーマン 刺客篇』の制作も決定している。

Anime Expo 2026

Anime Expo 2026

©藤本タツキ/集英社・「チェンソーマン」ザ・ステージ製作委員会 

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「チェンソーマン」ザ・ステージ

「チェンソーマン」ザ・ステージ

©藤本タツキ/集英社・「チェンソーマン」ザ・ステージ製作委員会 

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「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇

「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇

©藤本タツキ/集英社・「チェンソーマン」ザ・ステージ レゼ篇 製作委員会 

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Filmed with permission at Anime Expo 2026. Special thanks to The Society for the Promotion of Japanese Animation. www.anime-expo.org